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学童は3年生で終わってしまうので
4年生になったうちの娘は
私が打合せで外に出てる間に先に
帰宅する事が多くなった。

そうしたらこのザマです。

何かあったらすぐ電話しろ、とは言ったけど
モノには限度がある、という事を
これからまた教育し直さないといけない。
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左から 一切似てない 永井さん 勝井さん 宇野さん 細谷さん 和田さん 横尾さん。誰がどの言葉を言ったかは内緒。
JAGDA主催の「1965ペルソナの時代とグラフィックデザイン」というトークイベントに行く。

1965年に行われた「ペルソナ展」こちらに簡単に説明が。→  (Click!) 

これに参加した中の6人の神様
(永井一正・勝井三雄・宇野亜喜良・細谷 巌・和田 誠・横尾忠則(敬称略))が集合。

(絵はクリックしたらちょこっとだけデカくなります。)

60〜70年代、戦後の復興と共に、パワーを一気に爆発させ、世界的に飛躍していった
日本のグラフィックデザインの基礎を築いたまさに当事者!時代の寵児!デザイン界の巨人!
ド天才たちが目の前に!

「ペルソナ展」の前身ともなったグラフィック55の事、日宣美やペルソナ展の
裏話とその作品紹介、お互いの作品はいいだのよく分からないだの、東京オリンピックの
マークとポスター(亀倉さんデザイン)はやっぱすげーな話やら、世界デザイン会議の
裏話、その時細谷さんがデザインした日本の美を紹介する冊子の事、21の会やNDC発足
時の話、今は亡き亀倉さん勝見勝さん木村恒久さんの事など…

横尾さんの日記にもあるように同窓会のように時には笑いもおこったりして
とっても楽しいトークではあったけれど、やはり当時、お互いを牽制し
仕事をしつつも情報収集や作品作りを怠らず、楽しみながらも実は常に
ピリピリヒリヒリとしたスリリングな関係だった事はすごく伝わってきた。
細谷さんの「親しき仲にもレベルあり」という言葉はそれを象徴しているようだった。

私はずっと、6人の話をメモも写真も撮らず始終ニタニタ聞いていただけなので
家に帰ってから本棚を引っ掻き回して探すも、あんまりちゃんと説明された
本は出て来ず、未だにモヤモヤしている。
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うちで掘り起こした資料本。でもどれもペルソナ展の事そんなにガッツリ載ってない。
作家性を持つ天才デザイナーたち(天才イラストレーターたち)が
世の中の先頭にたち、時代や文化も引っ張って、企業も一般人も
巻き込むような巨大なムーブメントを生み出す40〜70年代の日本。
見たり聞いたり調べるのが楽しくて仕方ない。

なんでこんなに惹かれるのかな。
究極のアナログが今とても美しく、新鮮に感じる、というのもあり。
あの時代の疾走感を体感出来てなんだか血がたぎる、というのもあり。



イラストレーターとして、私だってもっと発信出来るものがあるかもな。
それは自分次第だけど。デザインなんてわかんない、とか言ってたら
だめだな、とは最近切実に感じてたし。

と、まだまだ勉強したい事はいっぱいある。てか、こんな事は
学生の時やるべきだったのだけど、今の方が俄然入ってくるんだから
仕方ない。



そんなわけでこのあたりを読むと、その頃の感じちょっとわかるー
というサイト。

永井一正さんのポスター沢山サイト  (Click!) 

細谷巌さんの事わかるサイト (Click!) 

永井さん横尾さん宇野さんのトーク(NDCのサイト) (Click!) 

勝井三雄さんのサイト  (Click!) 


ほんと読んでると楽しいしワクワクする。

長くてごめんなさい。でもほんと面白いしこの人らほんとスゲーんだもの。

私の単なる勉強欲ってだけの資料探しはまだ続く。
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お仕事のご報告。

よみうりテレビの新番組(関西ローカル)
「ニッポン!おもてなし旅」 (Click!) 
電車の中刷りやポスターや番組HP、バナー広告
番組のオープニングタイトルやいろいろ。

グッズとして手ぬぐいなども出来るそうです。
AD(いや、CDかな)は大垣ガクさん。 (Click!) 

このGW中は大阪の梅田駅(おそらく)や
電車の中にいっぱい掲出されてると思うので
関西にお住まいの方は番組ももちろんですが
広告もぜひ見てみて下さいませ。



この仕事は震災直前にお話があり
震災をはさんで、お流れになるとばかり
思っていたら予定通り何の変更もなく
ちゃんと実現しました。
番組も今日から始まってます。
(私は観られないのだけど)

震災を知ってる西の人々は本当にタフだ。
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正直完全に立ち直れていない
というのが本音です。
何の被災もしてない私がこんな事言って
情けないかぎりですが、だってこんな
怖い経験した事ないし映像とか見た事ないし。
毎日の様に揺れるのに、全く慣れない。

一体どうやってこれから生きていくべきなのか。
考えてる間に死んでしまうのか。

子供は雨に濡らさない。
子供の洗濯物は外に干さない。
子供の飲む水はミネラルウォーター。
食べ物の産地もやはり気にする。
親のエゴと言われても、
子供だけはどうしても何とか守りたい。



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「鍵」DMより 左 伊野 右 丹下
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表紙 左 伊野 右 丹下
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扉絵 左 伊野 右 丹下
去年やった伊野君 (Click!) との二人展「鍵」を編集長の片桐さんが
気に入って下さったので、今回こういう企画でイラストレーションファイル2011の
表紙を上下巻で描く事になりました。

テーマは「心に残る小説」。
私はエドガーアランポーの「モルグ街の殺人」
伊野君は夏目漱石の「我輩は猫である」。

非常に悩み苦しんで描いた仕事だったので、正直出来上がったものを未だ正視出来ないし
この事についての評判を聞くと胃が痛くなる思いですが、そこはどうかおおらかな気持で
見てやって下さい。ADは日下潤一さんです。

なぜ表紙がこんな絵なんだ!とイラっとした方へ、一応その理由も含め
本の最後に載せた、文章を以下に。
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私の「心に残る小説」は、小学6年の頃に読んだ
エドガーアランポーの「モルグ街の殺人」。

史上初の推理小説であり、後のあらゆる探偵小説の原型となった…事など
当時の私にはどうでもいい。

とにかくオソロしい。異様に暗い世界観、えげつない殺人描写
案外サクサクと進む分りやすい数式の様な展開…
犯人はまさかのえっ?オランウータン?!

(アレ?怖いけど…何だか面白い!何だか気持ちいい~~!)

夜、布団の中で読んだ時の、夢も現実もごっちゃになって、ビビリまくりながらも
グイグイ引き込まれる何とも言えない興奮と快感を今でもはっきり思い出す。
(あのしびれるような感覚はもう2度と味わえんかもな)
という寂しさとともに。

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ちなみに扉絵の布団の中で本を読んでるのは私、横に座ってる亡霊は
エドガーアランポーです。